用途 | 共同住宅 |
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所在地 | 東京都世田谷区 |
工事種別 | リノベーション |
業務範囲 | 設計監理 |
床面積 | 100㎡/30坪 |
施工 | K&K建築工芸 |
世田谷区豪徳寺にあるマンションの最上階、周囲は低層住宅エリアのため非常に見通しが良いフロアの改修工事。
既存のプランは占有面積は広いもののトイレを無理に2つとっていることでメインのLDKが非常に使いにくい形になっていました。プランとしてはトイレを1つにしてLDKの形を整えたのと同時に、小部屋になっていたキッチンをLDK内に移しました。この操作によって小部屋をリモートワーク等に使用できるようなスタディールームとして活用できるようになった一方、キッチン自体はLDKの中で存在感のある物を設置しています。
デザインとしては、マンションには必ずつきものの柱型や梁型の存在感を感じさせないように扱うことを主なテーマとして扱いました。具体的には建具の高さに合わせた下り天井と間接照明スペースを介して、梁下のレベルで外部サッシと間仕切り建具の高さを統一し、梁型の凸凹した部分をデザインの一部として取り込むとともに、平面的にも柱型を出来るだけ意識させないようなプランニングをしていきました。
結果として低い天井高の部分はあるものの、梁型を「やむを得なく出てしまう物」ではなく、空間を構成するために必然的にある物として扱うことができたかなと考えています。