八千代の集合住宅

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  • 八千代の集合住宅 外観03
  • 八千代の集合住宅 外部鉄骨階段
  • 八千代の集合住宅 外部共用廊下
  • 八千代の集合住宅 内観01
  • 八千代の集合住宅 内観02
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八千代の集合住宅

用途集合住宅
所在地千葉県八千代市
工事種別新築
業務範囲設計監理
床面積271.80㎡/82.2坪
構造設計株式会社NFC
施工有限会社 阿部工務店

千葉県八千代市にある住宅地の一角に建つ集合住宅の計画です。敷地は、分譲住宅地の北端にある半円形の土地で、その位置形状から一般的なプラン二ングの建物を設計するのが難しいという条件でした。
この敷地に対して、建物の外形は半円形の土地形状をそのままトレースするものとし、円の中心部に共用廊下と鉄骨の外部共用階段を配置するというプランニングを試みました。その結果、建物は2等分したバームクーヘンを敷地に配置したようにも見える、特徴的な形状となっています。各住戸は、8等分した円周を1つの単位とし、1住戸あたりの面積が30㎡以下の小さな住戸が各階につき4住戸(3階のみ2住戸)入る形となっています。
建物外周部を取り巻く形で接している道路は、敷地の西と東でレベル差がついているため、建物のGLを高い方の道路レベルで設定し、西側からのアプローチを行う形としています。
外壁は半円という形状をシームレスに見せるために吹付け材料による仕上げとし、また円弧状の外周部と共用廊下側の壁で色を切り替えることで建物の構成を際立たせています。一部、道路斜線により切り取られるファサードの立ち上がり部分については、スチール製の手摺をフレーム状に設置し、外形の連続性を視覚的に意識させる効果を狙いました。