用途 | 共同住宅 |
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所在地 | 大阪市都島区 |
工事種別 | 新築(計画変更) |
業務範囲 | 設計監理 |
床面積 | 408㎡/123坪 |
施工 | 株式会社正南建設 |
大阪市都島区での共同住宅のプロジェクト。この計画は鉄骨躯体の状態で放置されていたものを入手したオーナーからの依頼で始まりました。
諸事情で鉄骨の建方工事までで工事がストップしていたものの、当初の計画である簡易宿所のまま完成させたとしても、事業性や運用ともに上手くいく見通しがないため、用途から変更することを前提に計画を進めました。
用途を共同住宅にすることで事業性を確保できそうだと見通しがたった一方で、建築としては当初の計画で進んでいたエレベーターや階段の位置や既存躯体の制限がある状態で設計を行いました。
結果として当初計画とは全く異なる平面となったものの、各階一住戸専用の賃貸共同住宅となりました。
具体的には、セキュリティを設けることでエントランスはもちろん、エレベーターも居住者だけがその階に停止できるシステムとすることで、エレベーターと階段をつなぐ本来共用廊下となる部分までを専用部的に使用でき、1LDKプラスアルファの空間を確保することができました。これにより事業性の向上はもちろん、近年求められるSOHO的な使い方を含んだ多様な住まい方を受け入れられる共同住宅になったのではないかなと考えています。