用途 | 住宅 |
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所在地 | 東京都文京区 |
工事種別 | リノベーション |
業務範囲 | 設計監理 |
床面積 | 95㎡/29坪 |
施工 | ガイア株式会社 |
築40年以上の高層集合住宅のこの建物は、当時としては先進的な「セントラル空調」「全館強制換気」「各階2住戸専用EV」などを採用しており建物全体としては非常に考えられた造りとなっています。しかし一方で、当時の設計者の趣向もあるかもしれませんが、内装はかなりドライで、現在の感覚ではチープに見えてしまう部分も多くあり、水回りなどの使い勝手なども決して良いとは言えないものでした。
そのため、この改修では内装を中心に水回り全てに手を入れています。施主はグレーとブルーを基調にした内装を希望しており、素材の異なる仕上げを明度の違うグレーでまとめながら部分的にブルーを入れています。同系色でまとめながらも、床のフローリングはヘリンボーン、壁は漆喰と質感の感じられる仕上げ材料としています。また、食卓の天板は以前から使用されていたものを使いたいとの希望から、寸法を合わせた家具を製作し落とし込むようにしています。